前回はYouTubeで新規チャンネル(新規ブランドアカウント)を作成する方法、そしてブランドアカウントを削除する方法をご案内しました。
今回は既存のYouTubeチャンネルのデータ(動画やチャンネル登録者データ、再生リストなど)を、別のチャンネルに一括データ移行する方法についてご案内します。
今回も実際に自分で新規チャンネル作成。
その後データ移行操作をしましたが、操作に迷ったり多少不明な部分ありました。
そんな分かりづらい部分の操作方法や、引き継ぐ・引き継がないデータの内容について詳しく解説してきます。
目次
YouTubeチャンネルデータをブランドアカウントに一括移行する方法
実際の操作方法を案内する前に、データ移行の際の注意点を先に挙げておきます。
Webで調べながら操作してやってみてから、あーそうなんだ~という部分などありましたので、移行する/移行されない部分をご紹介しておきます。
データ移行に伴う注意点①:元のチャンネルはデータ移行時に削除される
まず1点目ですが、移行する元のチャンネルは以降完了時に削除されます。
注意いただきたいのはYouTubeのチャンネルには、以下の2つがあります。
- Googleアカウントに紐づいているチャンネル
- 新規作成したブランドアカウント(前回の記事で新規作成したチャンネル)
このうち①については、チャンネルは削除されてもアカウント自体は残ります。
(Googleアカウントの中にチャンネルが入っていて、その中のチャンネルだけが削除されるイメージ)
また②については、チャンネルが消えてなくなります。
上記説明で「ちょっと言ってる意味が分からないな…」と感じても、とりあえず先に進みましょう。
次の内容が分かれば、「マァそれなら良いか」となるかもしれません。
データ移行に伴う注意点②:移行されるデータとされないデータ
2点目は、移行される情報/移行されない情報の比較です。
・チャンネル登録者
・再生リスト(新規、登録)
・高く評価した動画(いいね)
・「後で見る」に登録した動画
・「お気に入り」に登録した動画
・新規作成した再生リスト
・チャンネル(登録、おすすめ)
・フリートーク
・概要
・アイコンとヘッダー画像
この移行されない情報(履歴データ)ですが、1つ前にお伝えした「チャンネル移行時に元のチャンネルが削除される」という話。
移行元のチャンネル(A)から、移行するチャンネル(B)にデータ移行する時、(A)が①Googleアカウントに紐づいているチャンネルであれば、履歴データは移行後も確認する事ができます。
なので①のチャンネルデータを新規ブランドアカウントに移動するのであれば、履歴データは①に残って、それ以外のデータは新規ブランドアカウントに移動されるようになります。
チャンネル一括移行の操作方法
それでは実際のチャンネル一括データ移行の操作方法を案内していきます。
まずはYouTubeのトップ画面から設定に進みます。
設定への進み方は2通りあるので、好きな方で操作いただいてOKです。

次いで設定項目の一番下、詳細設定項目の中に チャンネルをブランド アカウントに移動 という文字リンクがありますのでクリックしてください。

そうするとGoogleのパスワードを聞いてきますので、パスワードを入力します。
(画面は英語になっていますが、日本語に変更したい場合は画像左下にあるEnglish(United States)の個所をクリックして、リストの下の方にある日本語を選択すれば日本語表記に変わります)

パスワードを入力し次へをクリックすると、YouTubeチャンネルの移動という画面に変わります。

これは元のチャンネルデータから、どのチャンネルデータにデータ移行をするかを選択する画面となっています。
画面では2つのチャンネルが表示されていますが、ご自身で作成したブランドアカウントの数だけ表示されると思いますので、データ移行先としたいチャンネルを選択してください。
※1:この画像では2つのチャンネルのうち上段「IKARUSH GAME CHANNNEL」を選択する流れで解説を進めます
※2:この画面でデータ移行したいチャンネルがない、もしくは新規チャンネル(ブランドアカウント)を作成したい場合は、掲載しました記事を参照いただき新規チャンネルを作成してから、改めてデータ移行を行ってください
移行するチャンネルを選択すると、YouTubeチャンネルが既に存在しますという画面が表示されます。

これは以下のような内容が示されている状態です。
- 直前に選択したチャンネルに元のチャンネルデータが上書きされる
- 直前に選択したチャンネルの登録者や動画本数などが画面に表示されている
- この操作を最後まで続けると元のチャンネルは削除される
上記注意点に問題がなければ「チャンネルを削除」をクリックします。
なお、この「チャンネルを削除」をクリックしてもまだデータ移行は行われません。

次に、「元のチャンネル」と「移行後のチャンネル」のデータやチャンネル名などが表示されます。
ここで注意いただきたいのは①と②のチャンネル名が間違ってないかどうかです。
(画像が同じアイコンで分かりづらいのですが、チャンネル名がそれぞれ異なっています)
①から②にデータ移行される事で問題なければ、「チャンネルを移動…」ボタンをクリックします。
すると チャンネルを移動して更新してもよろしいですか? という画面が表示されます。

元のチャンネルと、移行するチャンネルの名前やアイコンが合っているか、いま一度確認しましょう。
ここで「チャンネルを移動」ボタンをクリックすると、データ移行と元のチャンネルが削除されます。
最終確認などしたい場合は「戻る」ボタンなどで操作を戻し、再度確認してください。
なお画像に書いてある通り「コメントは移動できません」となっていますが、実際にデータ移行後に確認したところ、コメントも正常に移動されていました。
チャンネルのデータ移行に問題がなければ「チャンネルを移動」をクリックします。

すると画面が変わり YouTubeチャンネルが移動されました となります。
ちなみに画像にも書きました通り、チャンネル登録者数・動画本数・再生リストは問題なく移動されています。
また10分ほど掛かりますと表記されていますが、体感で3秒くらいで終わりました。
「OK」ボタンをクリックすると、設定の詳細画面に戻ります。

これでチャンネルのデータ移行が完了となります。
チャンネルの状態を確認する
データ移行が正常に行われたかどうか、実際に確認してみましょう。

こちらの画像は私の登録チャンネルの状態ですが、今回Video ChannelからGame Channelにデータ移行を行いました。
元のチャンネルであるVideo ChannelはGoogleアカウントに紐づいたもの(データ移行に伴う注意点①-①)でしたので、「チャンネルがありません」と表示されています。
また移行したチャンネルであるGame Channelには、チャンネル登録者数がそっくり移動されたのが確認できます。

実際のGame Channelも確認して、動画や再生数などが正常に移行された事が確認できました。
元のチャンネルの「登録チャンネル」や「再生リスト」を復活させる方法
ちなみに個人的な話なのですが、元のチャンネルであるVideo Channelで個人的なYouTube視聴をして、移行したチャンネルであるGame Channelで動画配信を進めたいと考え、今回データ移行を行いました。
ただ「登録チャンネル」と「再生リスト」も移行したGame Channelに移ってしまったので、これを「元のVideo Channelに再度移し替えたい」と考えました。
なお「登録チャンネル」や「再生リスト」はチャンネルに紐づくデータなので、元のVideo Channelで新しくチャンネルを立てないと復活できません。
また復活させる方法も「手動」でしか方法が無いようでしたので、手動でイチから作成し元に戻しました。
「手動でも良いのでやり方を教えてほしい」という方もいらっしゃると思いますので、私が行った復活方法(というか再登録方法)を以下にご案内します。
<元のチャンネルで再度「チャンネル登録」を行う手順>
- 元のチャンネル(私の場合はVideo Channel)にて新規チャンネル作成(※作業方法割愛)
- データ移行したチャンネル(私の場合はGame Channel)に切り替えて、登録チャンネルを別タブで全て表示(別タブ表示は、Ctrlキーを押しながら通常の左クリック)
- 元のチャンネルに戻り、別タブで表示したチャンネルを1つずつ画面更新(F5キー)
- 画面更新を行ったチャンネルで、それぞれチャンネル登録操作をする
<元のチャンネルで再度「再生リスト」登録を行う手順>
- 新規チャンネル作成(上記操作していれば不要)
- データ移行したチャンネル(私の場合はGame Channel)に切り替えて、登録した再生リストを別タブで全て表示(別タブ表示は、Ctrlキーを押しながら通常の左クリック)
- 元のチャンネルに戻り、別タブで表示した再生リストを1つずつ画面更新(F5キー)
- 画面更新を行った再生リストで、それぞれリスト登録操作をする
<元のチャンネルで自作の「再生リスト」を改めて作成する手順>
- 新規チャンネル作成(上記操作していれば不要)
- データ移行したチャンネル(私の場合はGame Channel)に切り替えて、自作した再生リストを表示して、そのリストに載っている動画を全て別タブで表示(別タブ表示は、Ctrlキーを押しながら左クリック)
- 元のチャンネルに戻り、別タブで表示した再生リストを1つずつ画面更新(F5キー)
- 画面更新を行った動画それぞれで「保存」をクリック
- 保存先の中に登録したい保存先が見当たらない場合、一番したに表示される「+新しいプレイリストを作成」から新規再生リストを作成して保存
YouTubeチャンネルデータをブランドアカウントに一括移行する方法:おわりに
今回行ったチャンネルのデータ移行一括操作にて、視聴履歴以外の全てのデータが短時間で簡単に移行できることが確認できました。
前半部分、説明が難しく理解できてない方がいらっしゃったらすみません。
不明点についてご意見いただければ、もう少し分かりやすい内容で書けないか工夫しますので、もしこの記事が分かりづらいようでしたらご連絡ください。
次回は、個別動画を別チャンネルに移行する方法についてお伝えします。
改めて確認したところ、現時点において「動画のチャンネル間移動は不可」という事でした。
個人的に移動したい動画が1本あったのですが、どうしようか思案中。
またいつの日かYouTube側が仕様を変更し、動画のチャンネル間移動が出来るようになったら、その内容をお伝えしたいと思います。
その他、Adobe Premiere Proでの簡単な動画編集なども記事として扱っていきますので、そちらのリクエストもお待ちしています。
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