イチロー引退のニュースが世界を駆け巡った翌朝、グーグルマップの表示がおかしいという話題がニュースメディア各社から発表された。
問題の焦点は、これまで海外で提供していた「マップの事前ダウンロードサービス」。
Google側は例えばニューヨークなどの都市などで、事前にマップのダウンロードをしておけば、スマホを持って渡航後、例えそのスマホがオフラインであってもマップを使えるというサービスを提供している。
Googleが日本地図を提供するにあたり業務提携していたのは地図大手のゼンリンだが、ゼンリン側はこのサービスを拒絶。
結局折り合いはつかず、契約解除という事で決着。
そのため、グーグルマップがおかしい状況になったとしている。
ゼンリン契約解除でグーグルマップが変わった!
ゼンリンの正確さは日本各地の地図を見てもらえれば分かる。

上図はITmediaNEWSで取り上げられた渋谷駅西口の地図だが、記事で伝えられているように、バスターミナル部分が不明瞭になりバス停マークが消失している。
当然だが、あなたのスマホのグーグルマップで渋谷駅西口を検索してもらっても良い。
試しに私のスマホでこの記事を書きながら操作したが、上図のようにバス停マークは消失している。
他にも日本各地でこのような事象が多発しているようだ。
実際のユーザーもグーグルマップに非難の声
掲載したYahoo!ニュースやITmediaNEWSのツイートにも、ユーザーからのレス(返信)が多く寄せられているが、それらは専らグーグルマップの改悪と、ゼンリンの良さを伝えるものが多くなっている。
これらツイートと同時期に立てられたアンケートを見ると、約8割のユーザーが「グーグルマップが使いにくくなった」と回答している。
その他のユーザーの声を箇条書きにして載せてみる。
・やはりゼンリンじゃないとダメってことですね。
・それアカン奴や。カーナビ以上になって来たのに劣化はアカン。
・うちの最寄り駅も、改築前の古い情報になってる(笑)
・ゼンリンに戻って欲しい
求められる回避策
この事態にGoogleが黙っているとは考えづらい。
ある程度早急なタイミングで改善策が打たれるとは思うが、「今」動こうというのにグーグルの改善策を待っているヒマなんてない。
そういう訳で回避策が求められるが、iPhoneユーザーであればAppleの提供するマップアプリがまずは回避策の1つだ。
しかしAppleのマップも、以前iOSの新バージョン更新時に大問題をやらかした事があるので気に置けない。

と言う訳で一番の回避策はYahoo! MAPが妥当なようだ。


Yahoo! MAPはゼンリンの提供するサービスという事で、これまで通りの信頼度で使用できる他、Appleやグーグル同様に無料で使用できる点も大きい。
もちろんあなたがグーグルマップやAppleのマップ意外に使用している地図アプリがあるならそれでも良い。
要は間違えずに場所に辿り着ければ、地図アプリは何でも良いのだから。
ゼンリン契約解除でグーグルマップが変わった!:まとめ
記事の内容を整理します。
今回の「グーグルマップの表示がおかしい」という話は、「事前にマップのダウンロード」というサービスを提供したいグーグル側と、日本地図データを提供していたゼンリン側とで折り合いがつかず業務提携が解除。
それによりグーグルマップの表示がおかしくなった。
実際のユーザーからは「使いづらい」という声が上がっている。
回避策はとしては以下の2つ。
- iPhoneのマップアプリを使う
- Yahoo! MAPを使う
もちろん今後、それも早い段階でGoogle側がグーグルマップのテコ入れをするかもしれない。
でも地図情報は「今」使いたいが重要。
そのためにも回避策として、Yahoo! MAPなどを事前にダウンロードして使えるようにしておくと、いざ時に焦らなくて済むかもしれませんよ。
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