夏真っ盛り、ホント毎日暑くて大変ですね。
クーラーはもちろん毎日使ってますが、それでも東日本大震災以降、電力問題の件から夏の日中冷房温度は基本26℃~28℃設定で使用しています。
もちろん扇風機も適宜(てきぎ)回しているのでこれで暑いって事はないですが、思ったよりも喉は乾くみたい。
熱中症の定義が未だ良く分かっていませんが、7月末頃にカラダが気だるくなったり、一晩で水を2リットル近く飲んでしまったり。
脳みそで考えるよりもカラダは水分を欲しているようで、意識的な水分補給が欠かせません。
とはいえ、そもそも水って美味しいですか?
こればかりはお住まいの地域や、ペットボトルやウォーターサーバーなど。
普段飲んでいる水の性質によっても異なりますが、総じて言われるのは水道水はあまりおいしくないという事。
という事で今回は水の話。
- 水を美味しく感じるメカニズムが知りたい
- メカニズムに則った美味しい水が飲みたい
こんな声に答える、水を美味しいと感じるメカニズムをご紹介します。
このブログを読めば、
-
美味しい水とはどんなものなのか
-
美味しく水を飲む方法
こんな事が解かります。
それでは早速結論から、話を進めていきましょう!
目次
水の美味しさを決めるたった2つの法則【硬度と温度】
今回のお話は既にタイトルでネタバレしていますが、硬度と温度がとても重要です。
それでは硬度とは何でしょうか?
日本は軟水の国だと言われますが、軟水なのに硬度(硬い度合)とかも良く分かりません。
この辺り、簡単に解説を進めながら、美味しい水のメカニズムを探っていきましょう。
美味しい水の法則…の前に「軟水」と「硬度」の話をする
美味しい水の法則についてお話する前に、まずは「軟水」と「硬度」の理解をしていきましょう。
まず硬度とは読んで字の如く、水の硬さ…と思いきや、実は違います。
Googleで「硬度とは」と検索すると、以下の結果が出てきます。
こうど【硬度】
Googleにて「硬度とは」で検索した結果
1. 物体のかたさの度合。特に金属・鉱物について言う。
2. 水の中にとけているカルシウム塩(えん)・マグネシウム塩の含有量の度合。
3. エックス線の物体透過の度合。
水の硬度とは、上記2の内容。
1リットルの水の中に溶けているカルシウム塩(えん)・マグネシウム塩の含有量の度合の事を、硬度と呼んでいます。
ちなみにですがこの硬度、日本全国の市区町村によってそれぞれ硬度が違うってご存知ですか?
詳しくはまた別のブログ記事で解説したいと思いますが、市販のミネラルウォーターや水道水、ウォーターサーバーそれぞれで全然硬度は違います。
そして最初のクエスチョン。
日本は軟水の国、だけど硬度がそれぞれ違うってどういう事でしょうか。
それは1リットルの水の硬度(水の中のカルシウム塩・マグネシウム塩の含有量)について、国では以下のような区分けをしています。
カルシウム・マグネシウム含有量 | 硬度名 |
60mgまで / 1リットル | 軟水 |
60mg ~ 120mg / 1リットル | 中硬水 |
120mg ~ 180mg / 1リットル | 硬水 |
180mg以上 / 1リットル | 超硬水 |
【参考】
清涼飲料水評価書 カルシウム・マグネシウム等(硬度)|硬度 – 厚生労働省
そして国内の多くの水は硬度60mg前後である事。
さらに日本以外の諸外国では、300mgを超えるような超硬水を水源とする国が大多数であること。
そういった由来から「日本は軟水の国」と呼ばれ、しかし市区町村によって水質が異なった硬度の水があるという事なのです。
美味しい水の法則①:普段の飲み水の硬度を合わせる

まず1つ目の水の美味しさを決める法則は、「硬度」を自分の普段の飲み水に合わせる事です。
私の父は昔転勤族で、そのため幼少のころから仙台や札幌などに移り住みましたが、以降は横浜を居住地としています。(父は以降も単身赴任で福島に行ったりしてましたが)
そんな訳で横浜の水道水は昔から20年以上飲んでいて、身体に染みついているところがあります。
この「昔から飲んでいる」というのは結構重要で、硬度が大きく変わると身体に負担があったり、お腹を下す原因になったりします。
例えばスーパーやコンビニ、自販機などで比較的簡単に購入できる飲料水で「い・ろ・は・す」ってありますよね?
「い・ろ・は・す」の採水地は全国7か所ありますが、そのほとんどが硬度40度以下で、横浜の水(硬度45程度~60程度)には合っていません。
【参考】
い・ろ・は・す の成分について | い・ろ・は・す (I LOHAS) 公式サイト
もちろん最初は硬度云々分からずに「い・ろ・は・す」を飲んでいるのですが、ガブガブ飲めるほど美味いか?と言われると、正直普通です。
私にとって「い・ろ・は・す」は、特別美味しいとは思わないミネラルウォーターなのです。
では私が美味くて結構ガブガブ飲めるミネラルウォーターは何か。
まず1つ目はヨーロッパのナチュラル・ミネラル・ウォーターとして有名な「ボルヴィック」です。
ボルヴィックの硬度は60mg/リットルで、横浜の水道水の硬度に合っています。
それ以前に、硬度抜きで飲んでいて非常に美味しいと感じます。
2つ目は「アルカリイオンの水」。
数年前から2リットル×6本~9本の箱で購入し、割と頻繁にこれを飲んでいます。
こちらの硬度は59mg/リットルとなっているので、横浜の水道水に合っているのか非常に飲みやすいです。
もちろん「飲みやすい」「飲みづらい」は人それぞれ。
硬度はある程度飲みやすさを図るバロメーターと考えて、自分に最適な水選びの参考にするといいでしょう。
美味しい水の法則②:美味しい水の温度は5℃~15℃程度

水の美味しさを決める法則の2つめは、水の温度についてです。
法則①で載せた硬度ほど明確ではありませんが、人が水に美味しさを感じる温度は「体温-25℃前後」と言われています。
また日本は四季のある国で夏は暑く冬は寒いことから、夏はより冷たく、冬は多少温(ぬる)くても、美味しいと感じられるようです。
なお面倒な話かもしれませんが、夏の水を冷やして飲むのに冷蔵庫を使う方も多いとは思いますが、最適な温度と言う意味では「野菜庫」を利用すると良いでしょう。
と言うのも冷蔵庫の平均的な温度は約2℃~5℃となっており、水を飲むには冷たすぎてしまいます。
冷たい水を身体に流し込んでスッキリする。
そういう用途であれば良いのですが、水本来の美味しさを楽しむという意味では冷たすぎて味わえません。
そういう訳で水の美味しさを楽しむには、冷蔵庫よりほんの僅か温度が高い「野菜庫」が最適。
野菜庫の温度は平均で6℃程度になるので、冷えすぎるという事はありません。
もちろんギンギンに冷えた水をコップに注いで、少ししてから飲むというのもアリかもしれませんね。
水の美味しさを決めるたった2つの法則【硬度と温度】:まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここでは改めて、水の美味しさを決める法則である水の硬度と温度について、かんたんにまとめます。
・市区町村や市販のミネラルウォーターでもそれぞれ硬度が違う
・まずはひと口飲んでみて、さらに数字を重ねて、飲んで美味しい水を選ぶと良い
<水の美味しさを決める法則②:温度>
・美味しい水の温度は5℃~15℃程度
・暑い夏を乗り切るために冷たい水を飲むならば、野菜庫に入れておくと良い
今回のブログ記事を書くにあたり、以下のブログを参考として書きました。
さらに詳しい内容を知りたい方は、以下のサイトも合わせてご覧になると良いと思います。
次回もまた水の話。
今回紹介した市区町村によって異なる硬度ですが、どうやったら自分の住んでいる場所の硬度が分かるのか。
そして硬度による水の選択、その最適解について考えてみたいと思います。
暑い時期はまだまだ続きますが、美味しい水を補給しながら夏をエンジョイして活きましょう!
それではまた~。
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