・モノがいっぱい!断捨離しようかな…
・せっかくならお金が欲しい!どうやって売ろう…メルカリとかどう?
今回はこんな疑問についてお答えします。
このブログ記事を読むと、断捨離ではメルカリが使えないという事が分かってしまいます。
何故なら自分でメルカリ使って断捨離を進めていますが、全然進まないから…
「それって売り方が下手なんじゃないの?」
メルカリご存知ない方は、そう思うかもしれませんよね。
今回は個人的にメルカリをやってみて感じた事などを踏まえて、断捨離でメルカリが使えない理由を解説していきます。
断捨離でメルカリをオススメしない3つの理由
まず結論をお伝えすると、大まか次の3つがその理由になります。
- 売れるまで時間が掛かる
- 勢いが失われる
- 場所・配送費などが掛かる
挙げたこれら理由について、詳しく解説していきますね。
1.売れるまで時間が掛かる
メルカリでは様々なモノが売買されていますが、言葉通り「秒」で売れるモノや、なかなか買い手がつかないものなど様々あります。
ちなみに自分は基本的に本やゲームなど。
その他アニメグッズなども出品していますが、過去に「秒」で売れたのは、発売直後でそこそこTwitterなどで話題になった以下の書籍など。
コチラは発売されて1週間経った頃にAmazonで購入。
2日くらいで読んでメルカリに出品して、7秒(体感)で買い手が付きました。
しかし全く買い手どころか、いいね(欲しいものリストへのチェック)さえつかないものもあります。
もし粘り強く売り続けて、値引きなどをして売れたとします。
配送料を除いて、たった50円でも利益が出たと。
でも利益が生まれたとしても、当記事の目的である「断捨離」は全然進まない。
半年で1個モノが出て行ったとして、それは果たして断捨離でしょうか。
もしあなたがメルカリで売るとして、人が欲しいと思うもの。
例えばブランド品や希少品、みんな欲しいと思うものを売りたいという事であれば、メルカリはオススメです。
またメルカリを使って要らないものをお金に換えよう!と言うのも良いと思います。
でも「断捨離」をメルカリでしよう!と考えるならオススメできません。
2.勢いが失われる
1.に挙げた「時間が掛かる」とも少しかぶりますが、断捨離は勢いで進めないと難しいと感じています。
と言うのも断捨離しよう!と考える人間は、モノに縛られてモノで溢れた中で生活をしたい人間だからです。
自分が断捨離を意識したのは、アメリカ女性から批判を受けながらもNetflixから40億円資金調達に成功した「こんまり」さんではありません。
自分が影響を受けた人物は現在福岡在住で、1Kか1Rの何もない部屋で生活するミニマリストの「しぶ」さんと言う方です。
彼を知ったのは好きな著者さんがコチラの本をTwitterで紹介されていて、メルカリで購入して読みました。
非常に面白く人間性に惹かれ、Twitterもフォローさせてもらってます。
そしてもう1冊、コチラもメルカリで同時購入しました。
断捨離についてよく分からないという方、自分のような男性の方にはオススメの本です。(2冊とも著者は男性)
ちなみにしぶさんは少し前からYouTube動画も配信されています。
良かったらコチラも見てみてください。
それでしぶさんのやり方としては、メルカリなどのフリマアプリを使って、時間をかけてお金にする…ではなく、「いる/いらない」だけを判別して要らないものをどんどん削ぎ落としていくというスタイル。
それで極限まで排除して行って、現在は旅行カバン1つくらいのモノだけを持って、日々生活するというスタイルでおられます。
メルカリでちょっとでもお金儲けと考えるのは、恐らく貧乏性だからなのでしょう。
1.でもお話ししたように要らないものをメルカリに出したり、利益を得るためにメルカリを使うのは良いと思います。
けれどもモノに依存していたり、ちょっとでもお金にしたいと考える。
自分のような浅はかな人間はいつまで経っても断捨離は進まない。
つまり断捨離は勢いをもって進めないとダメなんだって事だと感じています。
3.場所・配送費などが掛かる
3つめは実際にメルカリをした場合に発生する「モノを一時的に置いておく場所」。
そして発送時に掛かる配送コストなどのお話です。
「場所」というコスト(費用)を考える
自分は実際にメルカリを使ってゲームやらアニメグッズ、ビジネス書籍など出品していますが、保管して置いておく場所は必要でかなり邪魔です(苦笑)。
アパレルや小売店の不動在庫みたいなもの。
「いつか売れるだろう」として放置されている商品は、(小売り店の場合)他の沢山売れる商品を置いておいた方が利益につながるのに、不動在庫は利益が発生しない「邪魔もの」になります。
一般家庭でも似たようなものかもしれません。
例文をちょっと書いてみます。
現在は欲しい服を買って、いつの間にか49着が置いてある状態。
そこで「そうだ!メルカリで売ろう!」と何十着と渋々ながら出品した。
けれど「良いね」は付くけどなかなか売れない。
そうしてメルカリを眺めていると、めちゃめちゃ欲しい洋服を見つけてしまいます。
それも写真の見た目もキレイで、プライスもお値ごろ。
あ!これ欲しい!買っちゃえ!
洋服が届いて大満足!
メルカリで買えたから安く買えたし、品も思ったよりも良かった。
しかしクローゼットはいっぱい。
売れると思うんだけど売れない。
安くしてるのに売れない。
そしてメルカリでまた新しいモノを見つけてしまい…
思い当たる節はありませんか?
自分は思い当たる節しかありません!
配送費と手数料のお話
次は実際の配送のお話。
メルカリは出品して買い手が購入したタイミングで、販売手数料が出品代金から10%差し引かれます。
また配送料金は出品者負担の場合、どれだけ安くても170円くらいかかります。
例えばマンガ本でも文庫本でも良いですが、300円で売れたとします。
すると販売手数料として【300円-10%=30円】が引かれ、実際の売上が270円になります。
さらに配送料を出品者負担にした場合、ローソンや郵便局で使える「ゆうパケット」が175円(税込み)なので、【270円-175円=95円】が最終的な利益になると言う仕組みです。
配送料もったいないな!
配送料は買う人に払ってもらおう!
そうする事ももちろん可能ですが、例え売れ筋の商品であっても、配送料が出品者負担でないと売れづらくなるという事が普通に起こります。
よほど欲しいものでない限り、配送料を購入者負担では皆さん買ってくれません。
またメルカリでは執拗な「値切り」があります。
例えば1,000円で出品した直後に「600円だったら買いますよ?」とか、平気で値引きコメントが飛んできます。
値引きする・値段交渉する・即決する・売らないの選択は個人で決めれば良いことですが、仮に売らなかった場合、あなたのその商品を欲しいという人が他に現れなければ不動在庫となってしまうのです。
保管場所コストと配送コスト、さらに値引きも考えると、なかなかオイシイ利益を出すのは難しい。
その利益を出すことを踏まえて断捨離を進めると言うのは、さらに難しいことのように思えます。
断捨離でメルカリをオススメしない3つの理由:まとめ
上記解説した内容を加えて3つの理由をまとめます。
- 商品にもよるが大抵の場合は売れるまで時間が掛かる
- モノが売れないでいると断捨離やるぞ!という勢いや姿勢が失われる
- 売れるまで保管する場所・配送費などが地味に掛かる
何度もお話ししているように、メルカリが悪だとは言ってません。
実際自分でもメルカリは使っていますし、不用品をメルカリに出してお金にする。
その得たお金を使ってメルカリ内で欲しいものを買ったり、最近加わったサービス「メルペイ」を使えば、モバイル決済としてコンビニなどで自由に買い物もできるでしょう。
ただ、断捨離をするのにメルカリを使うのは「ちょっと待てよ!」と。
断捨離のイメージは人によって異なるかもしれませんが、10・20のモノを片付けるのではなく100・200のモノを片付けるイメージで捉えています。
そういう事にメルカリはあまり向かないと思うよ、と言うお話でした。
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