ども、ikarushです。
コールセンターは今も昔も女性が中心の職場。

「そんなコールセンターの中に男性が入ったらどうなるの?」「コールセンターで男のポジションってあるの?」という話をたまに聞く事があります。
ちなみにこのブログを書いている私ikarushは、過去15年の間でコールセンターのオペレーターやヘルプデスク歴7年ほどあり、色々なコールセンターを見て来ました。
良い事…は特段思いつきませんが、怖い経験はあります。
今回はそんな「女性中心の職場であるコールセンターの男」をテーマにて。
- 男性がコールセンターで働く際のメリット
- 女性中心のコールセンターで働く際の注意点
こんな部分を中心に解説していきます。
目次
コールセンターの男【利点と注意点】

コールセンターの現場はともかく、誰しも1度くらいはコールセンターに連絡した事があるのではないでしょうか。
そして受電担当者は女性であることがホント多いです。
これはコールセンター以前に、電話の受付担当が女性だったからという事が、女性オペレーターが多くなったゆえんであるようです。
電話交換手…というと昭和初期の時代や海外の近代映画などで、電話の線を壁に挿して電話を繋げるシーンを見かけますが、あの対応をしているのは女性がほとんどですね。
ちなみに現代で電話交換手もしくは電話交換スタッフというと、会社の代表番号などに電話して「では営業2課の◯◯に繋げます」などと対応する、いわゆる受付嬢や受付スタッフの事を指すのだとか。
そんな訳で電話担当イコール女性という図式が、日本のみならず世界で固定観念として刷り込まれた事で、コールセンターは女性が中心という今の姿になったんだろうと思われます。
とそこへ同じポジションとして働く男性が入るとどうなるか…なのですが、個人的な印象としては全く何ら変わりません。
ただ性差別がゼロという事もないと思いますので、実際の経験も交えて、「コールセンターの男」について何点か挙げてみようと思います。
男性だから採用されないということはない

1点目は採用について。
以前当ブログ内のどこかで、自身のコールセンター歴の始まりは2005年頃という話をしました。
当時も今もコールセンターは女性中心と思える環境で、その点は変わりありません。
ちなみに私の言うコールセンターとは基本的に、「一般的な受電業務を行う1次受け担当」という意味です。
ITヘルプデスクや、専門商品・サービス案内を扱うカスタマーサポートなど、他のコールセンターは環境によっては男性中心という所もあり、実際男性のみの職場という事もあります。
そんなコールセンターですが、男性は少ないと言っても絶滅危惧種ほど少ない訳でもないですし、男性用トイレが用意されてないという事もありません。
また年齢も様々おり、最近は年配の男性オペレーターの姿も徐々に見かけるようになりました。
ちなみにこれからコールセンターを職場にされる年配の男性の方について。
「男性が女性の上に立つ」という時代では既にないですが、もし仮にそのような価値観のままでコールセンターに入られるとなると、大変な苦労をするだろうなとは思います。
落ち着きのある低い声は信頼されやすい
今度はコールセンター業務の電話の話。
自分は男性なので、若い女性オペレーターの声(実際の年齢の事ではない)は聞いていて癒されるという印象があります。
男性はバカで単純なので、仮に女性がネコを被った作り声であっても全く気付かず、その声だけで好きになるという話はあるあるだと思います。
逆に男性が女性に話しをする声のトーンの低さは、「信頼感」や「威厳」などの印象を与えるようです。
実際、テレビのショッピング番組やセールスの現場で、女性商品の受電担当を男性オペレーターに変えるだけで成約率が上がったという話もあります。
ただ男性にも女性にも言える事ですが、電話する時の声が、普段の日常の声よりも高くなる場合があります。
それは低い声だと、何を言っているのか聞き取りづらくなるため、無意識に高くなるケースが多いですね。
相手が女性であればわざと声のトーンを落として、少しゆっくり目に話すだけで、威厳や信頼感、信用というものを導き出せるので有効活用すると良いと思います。
機械に強いと信頼される
これは人によりけり、男性も女性も性別の違いはないと感じています。
しかし総じて、「男性は機械に強い」という印象を持たれる事から、コールセンターのような場所でPCや一般的な機械の話をすると、女性から信頼されやすいという事があります。
機械オンチと自分たちの事を皮肉るような、中年以上の女性の場合は、それだけで信頼感がグッと上がることがあります。
個人的にPC操作や機械のことなど「ただの知識」としての印象しか持っていませんが、性別の違いや血液型の違いなどが好きな我々日本人として、こういった「男性ならではの優位性」みたいなものを信じている方には有効なんだろうと感じます。
気を付けるべき言動1~愚痴や陰口など~

良い事ばかりを書きたいのですが、怖いことも少し書きます。
「コールセンターは女性が中心の職場」と話していますが、それによって生じるのは、特定の男性社員ファン化する中年女性グループがいる事があります。
このグループ、普段は好意的なのですが、ウワサレベルの陰口でもあると執拗な嫌がらせを仕掛けてきたりもします。
実際、人生初のコールセンターデビューをした職場では、恋愛や不倫などといったドロドロした人間関係のもつれもあった面倒な場所でした。
その中で交友関係のあった女性オペレーターの方と昼食の時などに、「上司の○○さん(男性)があまり得意でない」という話をした夕方、職場を出た直後、数人の中年女性オペレーターに詰め寄られた事があります。
こんな事する人いるんだな、というのがその時の印象。
またこの事が原因で、コールセンター内で孤立することが多くなったため、自分はその後すぐに退職しました。
近年「スクールカースト(または学校カースト)」なる言葉が世間をにぎわせましたが、そのような立場をとる人間も中にはいるようなので、発言には気を付けた方が無難です。
気を付けるべき言動2~ハラスメント~

もう1つはセクハラなどの発言です。
女性中心の職場の場合、男性と女性との性別で考えると、パワーバランス的に女性優位の状態になります。
仕事をする上でそのパワーバランスの影響があるとは感じませんが、一部「女性の方が優位」のような気を持っている方もおられ、その方は男性の上司や同僚からの発言を逐一ハラスメントと捉え、周囲に悪影響を与えるケースがあります。
仲間うちで「それセクハラだよ」「今の発言パワハラと捉えられかねないね」などと冗談で言う分には問題ないですが、あまり物事を深く考えず話した内容が「セクハラ」「パワハラ」と言われないとも限らないので、その点は注意をした方が良いでしょう。
清潔な服装と振る舞いも重要

あまり指摘された事はないですが、服装や身だしなみについても重要です。
実際に、男性の上司についてあれやこれやと話している輪の中にいると、服装やファッションについての指摘が飛ぶことは珍しくありません。
また男性女性問わずですが、香水の匂いについてはたまに話題にのぼります。
匂いに関しても人によって好き嫌いがあり、本人は良かれと思って身に着けた匂いも、人によっては不快になることが多いため、香水は付けない方が無難です。
コールセンターの男【利点と注意点】:まとめ

最後に挙げた要点をまとめます。
【コールセンターに男性が在籍する事で感じられるメリット】
- 落ち着きのある低いトーンでの声は信頼を生みやすい
- 機械に強いと信頼されやすい
【コールセンターに男性が在籍する際の注意点】
- 発言内容(愚痴やセクハラなど)
- 服装や香水
ちなみにあまり関係ないかもしれませんが、女性と仲良くなる方法の1つは、飴やチョコなどをプレゼントすると喜ばれる事が多いです。
コールセンターは喉を使う現場。
さらにクレーム含め気苦労が絶えず、心身ともに疲弊しがち。
さらに女性は甘いものが好きな方が多いため、袋に小分けされた安い飴やチョコをプレゼントするだけで喜んでもらえることが多いです。
最近読んだ本。
そう言えばコールセンター業務も色々やりましたが、トーク術に関する本は読んだことないなと思い、関係しそうな本を買って読んでみました。
正直電話の応対と言う部分ではあまり影響力は見いだせないと思いますが、日常の中で「言い方がキツイ」「もう少し違う言い方できないの?」などと言われた事がある人には、オススメできる1冊だと感じたのでここで紹介してみます。
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