【コールセンター探訪記①】長時間労働でうつになる

ども、ikarushです。

今回から何回かに渡って、自身で体験したコールセンター業務の内情や様子などから、問題の対策や方法について考えていくブログを書いて行こうと思います。

それで今回は、

コールセンター業務は大変で、うつになる危険性があるのか知りたい。
うつになったらどうすれば良いのか知りたい。

こんな疑問に答えます。

ちなみにこのブログを書いている私ikarushは、過去15年の間でコールセンターのオペレーターやヘルプデスク歴7年、その他にQ&Aページの新規作成や2次対応も複数年携わって来ました。

長時間労働でうつになる

コールセンターのブログを書かれている方を色々拝見すると、大きく分けて2パターンに分けられました。

  • コールセンターのテクニックや仕事内容のブログ
  • コールセンター大変すぎぃ!イヤっていうかもう絶対イヤ!ってブログ

前者はこのブログで書いてあるような事が書かれている、テクニックとかコツとかそんなものを書かれている内容。

後者は日記などのブログの中で体験したコールセンター業務のキツさ大変さ、人間関係の面倒臭さをつづっているブログでした。

それで上記したブログを見てて、コールセンター大変とかイヤ!って内容のブログは見てるだけで疲れるしイヤだな…と感じて、出来るだけ前向きな内容を書こうと思ってます。

ただ、自分が体験したコールセンター業務について書かないと真実味もないですし、信憑性も見当たらない。

って事で今回以降少しネガティブな事ものせて、大変だけど勉強になるよとか、大変だからヤバくなったら退避しようねとか、そんな内容を書いて行きます。

時短は良かったが長時間労働はキツかった

気分が徐々に落ちていく事を表す写真

それで自分の話。
コールセンター系の派遣は色々なところを転々としてまして(※コールセンターじゃないところも色々行ってますが)、その中で3つめか4つめの現場だったと思います。

場所は都内某所、2か所の最寄り駅からいずれも歩いて10分程度の場所。

在籍人数はおよそ50名ほどで、常に20名強程度が受電しているような環境。

現場は24h365日稼働しているところでした。

それで自分の勤務日程ですが、ここでは

  1. 日勤フルタイム(いわゆる9時~18時の月-金シフト)
  2. 週4日シフト(日勤)
  3. 週4日シフト(夜勤)
  4. その他(特別な事情でその他シフトを希望する方)

というシフト体系で、日勤フルタイムシフトでも良かったのですが、自分が使っている沿線は通勤ラッシュ時が鬼なので、それを避けられる日勤の週4シフトにしました。

この週4シフト「週4日で1日8時間とか楽勝じゃん!」と誰もが思うと思いますが、実は違いまして「週4日で1日12時間(休みは昼休憩1時間のみ)」という設定です。

「慣れれば大丈夫だから」とか「みんなそれでやってるから」と言われ、マァ電話仕事慣れているし、そこまで強いストレス掛からないでしょ?と思って始めたのですが、1日12時間(実質11時間)の電話労働というのが徐々に重くのしかかって来たのです。

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そとあそび

この現場に在籍したのは1年半くらいだったでしょうか。
ただ最後の2ヶ月くらいは、思うように行けなくなってしまい休みがちになりました

現場の監督責任者が非常に良い方で、仕事外の時間に誘っていただき話をする機会を何度も設けていただいて話をしました。

ここで少し話が変わりますが、昔独り暮らしで都内某所に住んでいた時、当時流行っていたmixiで仲間を集めて、メインで飲んだり遊んだりしてたのは男女あわせて20人くらいだったかな?

そんなグループに数年在籍していて、その中にはうつの(医者から処方された薬をのんでいる)人もおりましたが、フツーに仲良く接する友達がいた事もあり、うつ症状については何となくですが予備知識のようなものが備わっておりました。

その時(うつの人間に言われたのは)ikarushはうつになりにくい性格だ、という事。しかし仮にうつになったら徹底的にうつの根源を断って逃げた方が良い、という話でした。

それで「うつの傾向」という話についは、自分は専門家ではないし、色々な場所でたくさんの人が「うつの傾向」についてより専門的に語っていますので、詳しくはそちらを参照ください。

またこの時期に精神科にかかったものの、医者から「キミはうつじゃない」と言われてしまったので、私はうつではありません(苦笑)

ですが、

  • 電車に乗る事に抵抗感や恐怖感、胸が締め付けられるような気分になる
  • 寝ようと思うが寝られない
  • 強い酒を飲み、寝る2時間前に夕食を済ませて風呂に入り、寝る前30分間くらいは薄明りの中で読書をしてリラックス…をしても寝付けない
  • 仕事中に辛い味のミンティアを1日で2ケースは空ける
  • 仕事中やたらイライラする

こんな症状が出てるのは、仮にうつじゃないにしても、ちょっと精神的に病んでるよな…って気がしてなりませんでした。

医者が「NO」と言えばそれまででしたので、自己都合にて休みがちになって徐々に足が遠のき、仕事へ行けなくなりました。

「徹底的にうつの根源を断って逃げろ」は正論

ストレスフリーな道を進む写真

このブログを見ていただく方の中にはうつっぽい症状の方や、そのご家族やご友人。はたまたうつだった人や、うつとは一切関わりなく健全な方など様々いて、上記した症状について「うつだ/うつじゃない」判定がいただけるんだろうと思います。

しかしマァ「うつかどうか」は個人的にはどちらでも良くて、結局は何かしらのストレスによって仕事に行けないとか、仕事が続かないというのが問題だよねと思ってます。

つまり、

  1. 「うつ」になりそう
  2. 対策を練って「うつ」にならないようにしよう
  3. 成功!「うつ」にならなかった
  4. (でもまた、「うつ」的な症状になったらどうしよう…)

ではなくて、

  1. 「うつ」になりそう
  2. とりあえず逃げて「うつ」の元を確認しよう
  3. 「うつ」の元を避けた上でどうしようか考えよう
  4. 避けた!元気になった

という流れの方が、「うつ」の元である仕事を軸にしたまま無理して生活するよりも、その後の生活や心身、仕事についても安定するんじゃないのかな?と考えています。

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長時間労働でうつになる:まとめ…のその前に

まとめの前に1つお断りをさせてください。

それは、このブログ記事で「仕事を語る」と言いながらも、しかし仕事の詳細を語っていない、という事です。

それは記事内容がネガティブなもので、その悪い印象によって実際の現場の特定や、そこで現在従事されている方々が迷惑にならないよう配慮したいためです。

もちろん、これからその現場に入る方。
何も分からず就業して結果うつになる方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

そんな方にこそこのブログで「こんな環境もあるんだな」と情報を得た上で、今現在やっておられる仕事に対して、前向きに考えてもらえたら嬉しいです。

今後も少しネガティブ寄りなブログを書きつつも、しかしコールセンターで頑張れるようなテクニックやコツなども書いて行きますので、その辺りを重視して捉えれもらえると幸いです。

長時間労働でうつになる:まとめ

という訳で「改めて」まとめです。

コールセンター業務は大変でうつになる危険性があるのか知りたい。

――危険性あります。

うつになったらどうすれば良いのか知りたい。

――逃げろ。

以上です(苦笑)。

今回は【コールセンター探訪記】って事で、自分の体験を通じてずっと電話してるとツラいよ、ツラかったよという事がテーマのお話でした。

今後別のブログで「うつ対策」的なものを、もう少し突っ込んで考えたいと思いますので、詳しくはそちらも読んでもらえたら嬉しいです。

また当ブログの最後に「うつ傾向になりやすい方」向けのオススメ本を紹介します。

以下の3冊は実際自分が読んだ本で、読みやすくタメになったものを載せました。

うつや仕事だけじゃなくて悩みがあったら、その関連書を読むのは良い対処法だと考えています。
本のデータとあわせて載せました私ikarushの感想などご覧いただき、興味があったら一度読んでみる事をオススメします。

書店で見つけて購入した本。そしてタイトルの割には(?)すごい厚い本です。
そして読んでみて思いましたが完全に女性向けの本なので、男性の方が読むと「いや俺、男だし…」って個所が沢山出てきます(苦笑)。
ただ中身はポジティブで、タイトルにある「で、(あなたは)ほんとはどうしたいの?」という問いを何度も何度も、これでもか!とぶつけて来ます。

私ikarushのように自己肯定感が低く、頭の中に「本当はこんな仕事や趣味をしたいんだけど…ま、無理だしなぁ」などと考えている方にオススメします。

確認のためAmazonの商品ページに行ったところ「お客様は、2018/1/2にこの商品を注文しました」と表示されました(苦笑)。
ハイ!ありがとうございます。購入してから今日までに2回は読んでます。

私ikarushはもうすぐ40歳になるいわゆる「団塊ジュニア」もしくは「ロスジェネ世代」なのですが、この本はその1つ後に当たる30代後半から20代中盤くらいまでの「ミレニアル世代(ゆとり世代)」の方向けに書かれた本。
晩婚化や娯楽品を買わない世代の、仕事のやり方について解説された良著です。

なおこの記事を書いている2019/2/22現在、Kindle Unlimitedユーザーは0円となっていたので、もし会員で読まれていない方はこの機会に一読してみてはいかがでしょうか?

ちなみに各世代の定義については、以下の記事が分かりやすかったので併せて載せておきます。

【参考】
「団塊」「バブル」「ロスジェネ」「ゆとり」… サラリーマン世代論|日本経済新聞

1つめに紹介した「で、ほんとはどうしたいの?」にて挙げた自己肯定感という言葉。こちらを解釈すると、「自分に自信がない」人、「他人の人生を生きてしまっている」人となると思いますが、この本はそのような方向けに書かれた本です。

筆者は「対人関係療法」の日本における第一人者という事からなのか、文体や言葉遣いが柔らかく、終始リラックスした内容で、読んでいると不思議と心が休まります

仕事しんどいな。最近そう言えばため息多いな。でも…休むわけにはいかないし、それ以前に他に方法ないし、相談乗ってくれる人もいないし…。
そんな状況の方に特にオススメしたい1冊です。

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