大変ショッキングなニュースではありますが、「らき☆すた」や「涼宮ハルヒの憂鬱」を手掛けられた武本康弘氏が、先の事件で亡くなられた事が報じられました。
同アニメが好きな自分にとっては、とても耐えることのできないツライ話ではありますが、氏の功績を改めてねぎらいつつ、ご冥福をお祈り申し上げます。
2019年(令和1年)7月18日、アニメ界において衝撃的な出来事がありました。
30名を超える死傷者が出るという、令和のみならず「平成以降で一番の死者が出た放火事件」が、京都アニメーションというアニメ界で知る者も多いアニメ制作会社で起こったのです。
このブログ記事では事件の話は今後触れず、当該のアニメ制作会社「京都アニメーション」製作アニメについて、当ブログ筆者であるikarushの感想や思い入れなどを中心としたオススメ作品を紹介したいと思います。
という訳で…
- 京都アニメーションのアニメってどんなのがあるの?
- 京都アニメーション製作のオススメアニメが知りたい
こんな方々向けに、京都アニメーション製作のアニメで心に刺さっている作品を紹介します!
今回はそのうちの1作品「らき☆すた」に焦点を当てた内容です。
目次
京都アニメーション製作のアニメで心に刺さった作品【らき☆すた編】
京アニ作品(テレビシリーズ)で自分が好きなタイトル。
(2019/7/18)夜、寝る前に色々考え悩んだのですが、
- らき☆すた
- 響け!ユーフォニアム
- 小林さんちのメイドラゴン
の3作品が特に!でした。
かの有名な「ハルヒ」や「けいおん!」は俺の中では落選です。
あと、このブログを書く直前、録画したまま放置していた映画「聲の形(こえのかたち)」を見ました。
前半30分と後半30分で泣いてしまった感動作でした。
そんな近年のアニメ映画でも「君の名は。」同様に話題になった「聲の形」ですが、レビューについては後日にするとして、まずは自分が京アニを知るきっかけになった日常系アニメ「らき☆すた」について書いてみたいと思います。
「日常系」アニメの面白さを教わった最高傑作『らき☆すた』
「らき☆すた」ってタイトル、アニメを知らない方であれば何ともアニメらしいタイトルだと思いませんか?
だって正式タイトルに☆が入っているし、その前後の「らき」も「すた」も何を指しているのかイマイチ分かりません。
なおこのタイトルの由来は「ラッキースター」を略して「らきすた」。
言われてみれば、ラッキースターを略せばらきすただなと思うでしょう。
そして☆が付いてる理由もスターだからって事で、あ~なるほどねと解かります。
ちなみに「ラッキースターなアニメなの?」というと全く違います(多少おはラッキーなところもありますが)。
では「らき☆すた」(以下、らきすた)はどんなアニメかと言うと、春日部にある普通の高校を舞台にした、主人公である女子高生4人の日常生活をただ描いただけのアニメです。
4人のうちの1人、泉こなたはガチ中のガチのアニオタでゲーオタ。
ちなみに彼女の父親はガチのロリコンで女子高生が大好きです(法に触れない程度に)。
2人は恐らく二卵性双生児の双子姉妹。
柊(ひいらぎ)かがみが真面目な姉で、天然キャラのつかさが妹。
最後は容姿端麗で巨乳、家が医者の家系でお金持ちでメガネっ子、それでいて常におっとりした様子の高良(たから)みゆきというのが、この作品の基本的な主人公。
別に昭和によくあったドタバタコメディもないし、運命的な出会いもないし、強大な魔王が突如現れる事も、急に魔法が使えたり空を自由に飛び回る事もありません。
ではこのアニメの面白さはどこか。
それは彼女たちの日常風景が、ただただどこの学生生活でも見られるような日常である事。
そしてアニオタでゲーオタ、二卵性双生児でしっかり者と天然キャラ、おっとり調子のメガネっ子という4人が過ごす日常会話が何気ないというところが、このアニメの醍醐味です。
女子高生を好きそうな中年男性が好むネタを平気でパロりやがる作風
自分は今年で40歳(と言ってもこのアニメを見ていたのは30くらいでしたが)。
アニメと言ってもさすがに学園モノの、特に恋愛絡み系の作品は苦手です。
あとは「ホームルーム」とか「文化祭」、「体育祭」や「修学旅行」などのテーマは遥か遠い昔の事なので、リアリティある心象描写を見せられても少し困ってしまいます。
では何故、女子高生の日常生活が面白いのか。
その1つが「女子高生を好きそうな中年男性が好むネタを平気でパロってくる」作風にあります。
例えば以下の動画(CM)ってご存知ですか。
このCM、たぶん現在30代後半くらいの世代が「家族団らんの夕食時にテレビを見ていた」幼少期を過ごした人じゃないと分かりません。
しかし上記ターゲットの方々は「ティモテってシャンプー、一度も使ったことないけど、当時のテレビCMでめちゃくちゃ流れていたなぁ」と思うのです。
CMの映像に記憶がなくても「ティモテ」というキーワードは覚えている。
そんな「ティモテ」を、泉こなたは旅行で行った旅館の浴場で同級生にやって見せるが反応はいまひとつ。
しかし30代以上の人には分かるでしょ?と従妹の姉にやって見せると、思っていた反応が返って来るというエピソードがアニメで見られます。
これを映像に載せる時点で「らきすたのターゲット層にいる中年男性」に向けたメッセージである事が分かるのです。
他にも、しげの秀一原作マンガ(アニメ)の「頭文字D」という、峠道をカーレースする走り屋を描いた作品を、らきすたアニメ内でパロって見せ、それまでの「のほほんとした作画をキリリとした作画に一変させるシーン」などを描く、「頭文字D」ファンにはたまらない演出を繰り出したりします。
早口歌とニコニコ動画のMADで面白さが拡散された
「バルサミコ酢」や「チョココルネ」「コッペパン」も好きなのですが、ここでは別の話題。
まずはOP(オープニングの歌)の「もってけ!セーラーふく」の歌詞が意味不明で、しかしやたら早口。
しかし、逆にそれが面白かったのは確か。
さらに当時ニコニコ動画(以下、ニコ動)が流行り始めた頃で、職人と呼ばれ始めた人たちがMAD(実際にある映像やアニメ、音楽などを面白い映像にまとめて別映像として世に出す事)を投稿していた事も、らきすたが流行ったきっかけの1つになったと思います。
良いMAD作とか今はもう分からないけれど、ニコ動検索して再生数含め良さげなMAD作品載せてみます。
MADも様々、良い・悪いありますが、MAD動画とはこんなものとしてご覧ください。
【8月5日 追記】
別のブログ記事を書くにあたり自分のTwitterでネタ探しをしていたら、今年のGW中にTwitterでUPされた「もってけ!セーラーふく」の爆笑ヲタ芸動画がありましたので、ここに載せておきます。
京都アニメーション製作のアニメで心に刺さった作品【らき☆すた編】:まとめ
という事で今回は京都アニメーション、京アニ製作のテレビシリーズアニメのらき☆すた編としての個人的な評価を、以下の側面から記事にしてみました。
・女子高生を好きそうな中年男性が好むネタを平気でパロりやがる作風
・早口歌とニコニコ動画のMADで拡散
なお「らき☆すた」は、2019/7/19現在NETFLIXにて全話視聴が可能です!
NETFLIXでは動画配信サイトでお馴染の「1ヶ月無料体験」が利用できますが、確認したところ無料体験終了日の3日前にメールでお知らせが来るため、そのタイミングなどで退会すれば料金は取られません。
つまり今なら、完全無料で「らき☆すた」が見れちゃいます!
https://www.netflix.com/jp/title/80193621
このブログ記事を見てちょっとでも「面白そうだな」とか、「頭カラッポで見ても楽しめそうだな」と思ったら、無料で見られるうちに見てみる事をオススメします!
次回は中学生活3年間吹(奏楽)部で、チューバを担当していた私ikarushが、葉月ちゃんやチューバくんの事を加味しながら「響け!ユーフォニアム」について書いてみます。
また最後に、らきすたのOPの歌詞付きバージョン動画を貼っておきますので、上に貼った歌詞なしバージョンと見比べてみて、「どれほど中身のない歌詞なのか」を感じてください。
その意味不明さ・意味のなさも、らき☆すたの魅力の1つだと思います。
追伸:かがみんは俺の嫁。
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