書籍レビュー:あきらめない練習

3ヶ月、4ヶ月くらい前に読んだ本。

確かお袋とテレビを、NHKを見ていたらお昼の番組か何かに出ていて、北海道在住で、独学で宇宙ロケット開発をしている人~みたいな感じで紹介されていた。

テレビで紹介されていた第一印象は、なんだか面白そう(≒変)な人だなぁと。
普段持ち歩いているカバンの中身を紹介するコーナーでは、「なんでこんなもの持ち歩く?」という物が出るわ出るわw

NHKでのインタヴュー

そのくらいの興味関心で後日、本屋行ってパラパラめくってみたところ、当時の自分の意志・気持ちに合致していたので、購入し読んでみる事にしました。

 

「だったらこうしてみたら?」という改善を探る

タイトルこそ「あきらめない練習」となっていますが、中身は巷に多く溢れる「○○をするために重要な○○個の方法」みたいな感じ。ご自身の自己紹介や経歴などと共に、各項目ごとに「自分はこうやってみた」「こうしてみたら?」という内容が並んでいます。

平易な文章で文字も大きいので、普段この手の本を読まない人にはうってつけ。

自分もこの本を手に取るまでの10数年間、たまに自己啓発書や芸能人のコラム本など読みましたが、後は雑誌とたまに漫画。
最近はTwitterやFacebookなど、SNSから流れてくる情報や、それに付随して読めるニュースサイトや情報サイト記事がスマホから沢山読むことが出来るので、大学時代の時ほどに本を読むことがなくなっていました。
そもそも週刊誌(マンガ)含めて、読書するという習慣もありませんでした。

この本は読書週間を継続させるための本…ではもちろんないですし、読書週間をあきらめない!というのも変ですが、まぁ読みやすい事は確かです。

少し話が反れましたが、この本の随一のテーマ。それは、

「そんなこと絶対むり!」と人に言われたり、現実を直視して「あきらめる他ない…」と自分で悟ったり。生きていればいくら努力しても無し得ない事が多々あると思います。
その事について、じゃぁ「こうしてみたら?」と違う視点から物事を考える。

例えば「教師になりたい!」でも「大学で教員免許を取っていない」。「教員免許を取らないと教師にはなれない」と言う固定観念から脱却してみて、「だったらこうしてみたら?」という方法を考えたり編み出したりする、その方法について書かれています。

でも「だったらこうしてみたら?」と言うけど、じゃぁどうすれば良いの?と誰しもが思う。そんな状況の打開策について書いてある部分について、なんとも合点が行きました。

 

やりたいことが沢山ある中でどれをやっていいか分からない

印象的だったのは、色々とやりたい事がある中でどう選択し取り組めばいいのか分からないという、その対応方法についてです。

植松氏によれば、「やりたい事がたくさんあってどれをやっていいのか」というのは、情報量が足りていないという事らしいです。

少し不思議に思いませんか?「やりたい事が沢山ある」と言っている人に「情報量が足りていない」という返し。これにはもちろん理由がありかみ砕いて言うと、「いくつものやりたい事があるけれど、その一つ一つについて必要情報量が足りておらず、自分で選択すべきものが分かっていない」という事であると氏は述べています。

例えば語学留学するために英語の勉強をしたい、TOEICで700点以上取りたいとゴール設定したとして、じゃぁ単語覚えて文章読んで英文書いてリスニングして、とやりたい事が沢山ある。
もちろん全てやりたいけど、まずどこからすれば…という状態は「情報量が足りていない」という訳です。
その情報量を埋めるためにも、勉強法・学習法について情報について、今よりさらに読み漁る事が重要であると述べています。

また人から指示された方法についてそのまま取り組むことなく、何故それをやるのか理解したうえで取り組む姿勢や、他の事で忙殺されて自分の目的の事に時間が取れなくなっているような状況については、最初に決めたスケジュールを王ばかりに時間を費やさず、一度立ち止まって状況を考えてみる、本当にそこがゴールで良いのか確認するというのも重要だと書かれています。

もちろん新しい事に取り組むには、情報以外にも活力としてのモチベーションや集中力、習慣力なんてものも重要だと思います。

以下のリンクは植松氏のものではないですが、モチベーションや集中力、習慣力についての良質な記事がありましたので参考として載せてみます。

こちらご覧いただくと少しは「こうやってみたら?」という方法についての手を増やせるかもしれません。

 

 

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