今回はSF・ミステリー作品、「メッセージ」を観ました。
黒い「(お菓子の)ばかうけ」の襲来!
実際見ましたが、ばかうけというか、どちらかというと黒い米粒みたいなものかな…と。
米粒と感じるあたり、自分も農家の血が流れているのかもしれません。(母方の実家が農家で米や梅など作っています)
簡単に作品の導入紹介をしますと…
大学で言語学について教鞭をとっている女性教授:ルイーズ・バンクスは過去に「最愛の娘を亡くした」と言う記憶を持っている。
ある日、普段通り大学に来ると周囲が騒然。テレビには黒い米粒みたいな謎の物体が世界中に12基現れた。恐らく宇宙船的な何かだと思われるが、その場にあるということ以外一切不明。世界中に緊張が走る。
そんな中、以前軍で行った仕事の評価が高かったという事で、今作戦の大佐がバンクスのもとに訪れ依頼する。「謎の生命の目的は何か」を探って欲しい、と。
とまぁ、こんな感じで話が進んでいきます。
詳細を語ってしまうと、これから鑑賞される方へのネタバレになってしまうので、この下は感想のみ。
「未知との遭遇」、「インターステラー」に続く系譜!
この作品については「黒いばかうけ」という程度の知識しかなく、映画の評価など一切見ておらず、近くのTSUTAYAで新作で並んでいるのをみて、まぁ見てみようかな程度にレンタルしました。
そしてたぶん「フォーガットン」や「第9地区」のような最初から最後まで?な感じの映画なんじゃないかなと考えていました。
しかし、その期待を良い意味で裏切ってくれました。
この映画、邦題の「メッセージ」の名の通り、宇宙人との意志疎通――謎の生命の目的は何か――を確認する事が目的となっている作品。
そんな訳で意志疎通を図るために推測の上で会話を試みていくのですが、その過程がなんとも原始的というか、しかしながら先鋭的というか。その辺は言語学者というプロフェッショナル(というか大学教授なのでプロフェッサーなんだが)な感じがします。
そして映画のラストに向けたシーンの中で、彼ら未知なる生命体がもたらす「能力」について分かるのですが、その見せ方が何とも秀逸で…
いずれにせよ、この作品を通じて感じたのは、上に挙げた映画のような部分はなく、どちらかというと「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」、「ガタカ」や「インターステラー」のような、我々人類がまだ見知らぬ境地を鮮明に映し出す作品のうちの1つであると感じました。
もちろんSFやミステリーってジャンルなだけに、“家族団らんの楽しい一時をハッピーにエンジョイしてくれる作品”…などとは一線を画すので、誰が見ても面白い!と言う訳には行きませんが、SF好きな方、そして上に載せたような世界的に評価の高いSF映画を好まれる方にはオススメできる映画だと思います。
なおホラーや臓物ブッシャー!なスプラッタな要素は一切ないので、その辺怖くて敬遠されている方も問題はないですよ^^ もちろん「得も言われぬ不気味さ」はありますが。
…と、ちょっと文章量が多くなって疲れたので、今回はこの辺で…
ちなみに自身の映画レビューについては、スマートフォンアプリ「Filmarks(iOS/Android)」にて記録しています。
これまで当アプリでレビューを綴ったのはおよそ400本弱。
なお、映画は見てるけど(内容詳細忘れて)レビュー書いてないという作品もおそらく200本程度。よって、これまで見た映画は600~700本程度かなと思います。
この本数が多いか少ないかはさておき、映画は結構好きな方なので、またそのうちレビューを載せたいと思います。
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